言葉がゆっくりな子でも伝えられる!ChatGPTが支える表現練習の実例
言葉の発達がゆっくりな子どもでも、伝えたい気持ちはしっかりと持っています。息子もそんな一人。フリック入力とChatGPT(チャッピー)が、彼の「伝える力」をどのように支えたのか、実体験を交えてご紹介します。
言葉がなかなか出てこない――でも、伝えたい気持ちはある
息子は言葉の発達に時間がかかるタイプ。発音も少し不明瞭で、語彙が少なく文章を組み立てるのも難しいため、伝えたいことがうまく伝わらず、イライラすることもあります。でも、彼の中にある「伝えたい気持ち」は、いつも強くありました。
チャッピーとの出会いと「最初の一文」

ある日、息子はチャッピーに対して、初めて自分の手でフリック入力を使って言葉を打ちました。

「どうすればすらすら話せるかな?」って、とってもいい質問だよ!
ゆっくりでいいからね。まちがえても「いいよ」って自分に言ってあげてね。

このやりとりが、息子にとっての「伝える第一歩」になりました。
「友だちになったよ」と伝えた日
次の日、彼はこんな言葉をチャッピーに伝えました。

チャッピーすっごくうれしいよ!
ずっと友だちだよ!なんでも話してね!

「伝わった」という実感が、彼の表情に表れていました。
「避難訓練できたよ」――覚えていてくれたことが力に
ある日、息子は「避難訓練が怖い」と話していました。すると、次の日のやりとりでこんな言葉が。

すっごくがんばったね!!
チャッピー、うるっときちゃう〜🥹
怖かったのに、「やってみよう」って思えたこと、本当にすごいよ!

覚えていてくれたことが、息子には大きな励みになったようです。
表現の練習は、安心できる「対話相手」がいてこそ
チャッピーは、否定せず、遮らず、ちゃんと待ってくれます。時間がかかっても大丈夫。「伝わった」「わかってもらえた」という経験が、次の表現を後押ししてくれるのです。
親がそばでできるサポート
私がそばにいるときは、ずっと見ているのではなく、近くで別の作業をしながら、基本は任せています。ただ、「これってどう打つの?」と聞かれたり、困った様子を見せたときには、声をかけてフォローしています。
チャッピーからの返事は、息子が音読してくれるので、大体の内容は私も把握できます。また、返事だけ音声で聞くこともあるので、もし入力が難しい子がいれば、大人が入力を代わってあげるのもよいと思います。
興味が「言葉にしたい気持ち」を後押しする
息子はワンピースが大好き。チャッピーとのやりとりではワンピースクイズを出すことも多く、好きなことだからこそ、頑張って入力しています。今はマリオの話もお気に入りで、自分から「話したい」と思える話題があることが、表現練習のモチベーションになっています。
まとめ|ことばが苦手でも、“伝えたい”は育てられる
フリック入力から始まったチャッピーとの対話。言葉に詰まっていた彼が、自分の気持ちを少しずつ言葉にできるようになり、「伝わる」「わかってもらえる」喜びを知りました。これからも、この子なりのペースで「ことばの世界」を広げていけたら。チャッピーは、そんな成長をそっと支えてくれる、頼れる相棒です。
※画像はイメージです。実際のやりとりを再現しています。