2025年のM-1グランプリ審査員が発表され、今年は「9人体制を維持しつつ、一部を入れ替えた布陣」となりました。 発表から少し時間がたちましたが、放送が近づくにつれて「今年の審査、このメンバーでどうなりそう?」「どんな漫才が評価されやすい?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年M-1の審査員の顔ぶれと特徴を整理しながら、放送前に知っておくと楽しめる見どころをまとめます。
2025年M-1グランプリの審査員一覧【新任・続投まとめ】
2025年のM-1グランプリは、昨年に続いて審査員9人体制。 公式に発表されている審査員は、以下の9名です(50音順)。
- 海原ともこ(海原やすよ・ともこ)
- 後藤輝基(フットボールアワー)※新任
- 駒場孝(ミルクボーイ)※新任
- 柴田英嗣(アンタッチャブル)
- 哲夫(笑い飯)
- 博多大吉(博多華丸・大吉)
- 塙宣之(ナイツ)
- 山内健司(かまいたち)
- 礼二(中川家)
昨年から続投する審査員が7名、新たに加わったのがフットボールアワー後藤さんと、ミルクボーイ駒場さんの2名です。 一方で、2024年に審査員を務めていたNON STYLE石田さん、オードリー若林さんは今年は外れる形となりました。
新しく加わった2人は、どんな審査をしそう?
今年の審査員で特に注目されているのが、新任の2人です。
後藤輝基(フットボールアワー)
ツッコミとしての技術はもちろん、長年MCとして番組を回してきた経験を持つ後藤さん。 ネタ単体の面白さだけでなく、「テレビで見たときの気持ちよさ」や「流れの分かりやすさ」といった視点でのコメントが出てきそうだと予想されています。
駒場孝(ミルクボーイ)
自らM-1王者となった経験を持つ駒場さんは、ネタの構成力やフリと回収の完成度に注目するタイプと見られています。 点数だけでなく、「ここが良かった」「こうするともっと良くなる」といった具体的な言葉にも期待が集まっています。
2025年の審査員構成、何が変わった?
今年の大きな特徴は、「9人体制を維持しつつ、少し若返った構成」になっている点です。
ベテラン枠には、長年第一線で漫才を続けてきた礼二さん、哲夫さん、博多大吉さん、海原ともこさん。 一方で、近年の賞レースをリアルに戦ってきた世代として、山内さん、柴田さん、後藤さん、駒場さんが並びます。
さらに、構成や言葉選びを重視する塙さんが加わることで、 「技術」「感覚」「テレビ的な見え方」がバランスよく混ざった布陣になっていると言えそうです。
審査員ごとの視点を知ると、M-1はもっと面白い
9人制の審査では、どうしても点数にばらつきが出ます。 ただ、その差を「好みの違い」で終わらせず、それぞれの視点を意識すると、M-1の見え方がぐっと変わります。
- 構成や技術を重視するタイプ(礼二・塙・駒場・山内)
- 感覚的な笑いや爆発力を見るタイプ(海原ともこ・柴田)
- 全体のバランスや空気感を見るタイプ(博多大吉・哲夫・後藤)
同じネタでも評価が分かれる理由が、コメントを通して見えてくるのが、9人体制の面白さです。
今年のM-1、どんな漫才が評価されやすそう?
2025年は、しゃべくり型と世界観・キャラ型がバランスよく揃う年になると見られています。
その中で注目したいのは、 「構成がきれいで、誰が見ても分かりやすいネタがどこまで強いのか」 「一発でハマる個性的な漫才が、どの審査員に刺さるのか」 という点です。
放送当日は、「このネタは誰が高く評価しそうか?」と予想しながら見ると、点数やコメントの背景がより楽しめるはずです。
審査員の顔ぶれを知ったうえで観る2025年のM-1。 今年は、漫才だけでなく“審査の違い”にも注目してみてはいかがでしょうか。




