M-1グランプリ2025優勝候補は誰?決勝9組の勢力図と勝ちパターンを徹底解説

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M-1グランプリ2025優勝候補は誰?今年の決勝は「本命+群雄割拠」

1万組以上がエントリーしたM-1グランプリ2025。準決勝を勝ち抜いた9組が発表され、いよいよ「今年の王者は誰になるのか?」というムードが一気に高まってきました。

今年の決勝は、昨年から積み上げてきた実力派と、一発で空気を塗り替える初決勝組がバランスよくそろった“本命+群雄割拠”の年と言われています。

この記事では、各種公式レポートや大手メディアの記事をもとに、優勝候補ラインダークホース、そして今年想定される「勝ちパターン/負けパターン」を整理してみました。

今年の決勝9組の構図とネタ傾向

2025年の決勝9組をざっくり分けると、次のような構図になります。

  • しゃべくり・構成型:真空ジェシカ/エバース/ヤーレンズ/ドンデコルテ/豪快キャプテン
  • 世界観・リズム型:ヨネダ2000/ママタルト/めぞん
  • 言葉いじり・クセ強ボケ型:たくろう

ここ数年は、令和ロマンをはじめ「言葉の密度」と「構成の完成度」が高いコンビが強い流れ。一方で、ヨネダ2000のような“世界観ゴリ押し系”も決勝常連になりつつあり、多様性が広がっているのも2025年の特徴です。

本命ライン① 真空ジェシカ|5年連続決勝の“思考型シュール”

  • 実績:2012年結成・決勝5回目。5年連続でファイナリストという時点で異次元の安定感。
  • ネタ傾向:理屈と飛躍を行き来するシュールなボケに、不安げなツッコミが追いついていく「思考型シュール漫才」。
  • 評価:準決勝の時点で「今年優勝してもおかしくない」「波乱がなければ優勝クラス」と評されるほど、仕上がりの良さが伝わっています。
  • 強み:世界観がありつつ、構成も年々洗練されてきていて、歴代王者の“構成派ライン”に近づいていると言われています。
  • リスク:シュールゆえに“客席との波動”に左右されやすいタイプ。ハマれば優勝圏内、ハマりきらなければ最終決戦で票が割れる可能性も。

本命ライン② エバース|昨年4位+ABC王者の“積み上げ型本命”

  • 実績:2016年結成。2024年M-1決勝4位、2025年はABCお笑いグランプリ優勝と、段階的に実績を重ねてきたコンビ。
  • ネタ傾向:佐々木の突拍子もない提案に、町田が正論で返し続ける「会話ドラマ型」のしゃべくり漫才。日常の会話がいつの間にかおかしな方向へ転がっていくタイプです。
  • 評価:複数のメディアで「本命中の本命」と紹介されることも多く、本人たちも「今年は乗ってます」「獲るしかないっしょ!」とコメントするなど、自信と手応えが感じられます。
  • 強み:ここ数年の結果からも分かる“勝ちグセ”と、決勝仕様にしっかり調整されたネタの完成度。
  • リスク:期待値が高いぶん「去年の方が良かった」と見られてしまう恐れや、“きれいにまとまり過ぎてサプライズ感が薄れる”という指摘もあります。

本命ライン③ ヤーレンズ|3年連続決勝の“密度MAXしゃべくり”

  • 実績:2011年結成・3年連続決勝。いまや「しゃべくり漫才の最前線」と評されるコンビ。
  • ネタ傾向:矢継ぎ早なボケに、出井のアレンジツッコミが乗っかる超高密度スタイル。とにかく情報量が多いのに、ちゃんと笑わせてくる技術派です。
  • 評価:「このスタイルで準決勝以上常連なのはすごい」「とにかくネタの密度がすごい」と、技術面での評価はトップクラス。
  • 強み:言葉と構成で押し切る“王道しゃべくり”として、令和ロマン連覇後のM-1の流れとも相性が良いライン。
  • リスク:観戦レポートやブログでは「安定しているが会場の波動と完全には噛み合っていない」という声もあり、爆発力の面で一歩出遅れる可能性が指摘されています。

ダークホース候補① ヨネダ2000&ママタルト|世界観と幸福感で空気を塗り替える組

ヨネダ2000|“意味わからないのに面白い”体感型リズム漫才

  • 実績:2020年結成・決勝2回目。3年ぶりの決勝返り咲き。
  • ネタ傾向:リズム・動き・掛け声を組み合わせた“体感型”のネタで、フレーズや動きがSNSでバズりやすいスタイル。
  • 評価:「意味はよく分からないのに、なぜか笑ってしまう」「あのフレーズが頭から離れない」と、中毒性の高さが再び注目されています。
  • ポイント:世界観がハマる年なら、一気に頂点まで駆け上がる可能性もあるタイプ。

ママタルト|昨年最下位からの“幸福感リベンジ”

  • 実績:2016年結成・決勝2回目。昨年は初決勝で10位。
  • ネタ傾向:大鶴肥満の存在感と、食べ物や日常をテーマにした“幸福感ネタ”。見ているだけで元気になるタイプの漫才です。
  • 評価:準決勝ではトリを任され、会場をしっかり盛り上げて締めたとレポートされています。「1年間漫才だけやってきた」という本人の言葉からも、本気度の高さが伝わります。
  • ポイント:昨年の最下位イメージをどこまでひっくり返せるかが大きな見どころ。ハマれば“ドラマチック優勝”もあり得る立ち位置です。

ダークホース候補② 初決勝4組|豪快キャプテン・たくろう・ドンデコルテ・めぞん

豪快キャプテン|関西劇場ではすでに“優勝候補”だった実力派

  • 背景:昨年の準決勝時点で「優勝確定級」とまで噂されながらも決勝を逃し、今年ついにリベンジ達成。
  • スタイル:王道の関西しゃべくりに、耳に残る変なフレーズを差し込むスタイルで、劇場ではすでに評価が高いコンビです。
  • ポイント:課題と言われてきた“東京の客席との相性”をクリアできれば、一気に優勝戦線に食い込む可能性大。

たくろう|言葉いじりと爆発力で一発逆転を狙う

  • 背景:7年ぶりに準決勝へ進出し、ついに初の決勝進出。長い時間をかけてじわじわ評価を上げてきたタイプです。
  • スタイル:赤木が困りながら言葉をひねり出していく過程そのものが笑いになる“言葉いじり漫才”。
  • ポイント:準決勝では「爆発力がすごかった」という声も多く、決勝でも空気を一変させる一撃を持っているコンビです。

ドンデコルテ・めぞん|物語性とシンデレラストーリー枠

  • ドンデコルテ:40歳での初決勝というドラマ性と、設定&伏線回収のうまさが評価される“構成派”。テレビでの露出が少ないぶん、大舞台でハマったときのインパクトは大きそうです。
  • めぞん:昨年は2回戦敗退から、今年いきなり決勝まで駆け上がったシンデレラストーリー。日常シチュエーションが少しずつ狂っていく“じわじわ狂気漫才”が持ち味です。

4組とも経験値の面では未知数な部分がありますが、「1本目で会場の空気をさらうタイプ」として名前が挙がっており、笑神籤の順番次第では一気に主役になり得る存在です。

今年想定される「勝ちパターン」と「負けパターン」

勝ちパターンの例

  • 本命がきっちり取り切る年:
    エバースが昨年からの積み上げとABC王者の勢いをそのまま見せつけ、2本とも高得点をそろえて王道優勝。
  • 経験値組が悲願達成の年:
    真空ジェシカやヤーレンズが、決勝用に仕上げたネタをハメて“安定+爆発”を両立させ、念願のタイトルを獲得。
  • 世界観がハマる年:
    ヨネダ2000やママタルトなど、個性の強い世界観漫才が審査員・客席ともに刺さり、「好みがはっきり分かれる優勝」になるパターン。

負けパターンの例

  • 本命がプレッシャーで崩れる:
    エバースが期待値の高さゆえに伸びきらず、「去年の方が良かった」という評価に落ち着いてしまうケース。
  • 爆発したのに票が割れる:
    真空ジェシカやヨネダ2000が客席では大爆笑を起こすものの、審査員の漫才観とズレて点数が伸びきらないパターン。
  • 初決勝勢が2本目で失速:
    豪快キャプテン・たくろう・ドンデコルテ・めぞんなどが1本目で持っていったあと、2本目・3本目のネタで経験値の差が出てしまう展開。

まとめ|優勝候補は「エバース中心の三つ巴」+台風の目

現時点でのメディアや観戦レポートを総合すると、2025年のM-1は

  • 本命ライン:エバース/真空ジェシカ/ヤーレンズ
  • 台風の目:ヨネダ2000/ママタルト/豪快キャプテン/たくろう
  • シンデレラ枠:ドンデコルテ/めぞん

といった「本命+群雄割拠」構図になっていると言えそうです。

とはいえ、まだネタ順も決まっていませんし、当日の空気や笑神籤しだいで結果が大きく変わるのがM-1の怖さであり、面白さでもあります。
決勝当日は、ここで挙げたそれぞれの“武器”と“リスク”を意識しながら見ると、よりドラマが立体的に感じられるはずです。

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