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2025年のM-1決勝は「キャラと世界観」が勝負どころ
2025年のM-1グランプリ決勝進出9組は、公式の準決勝レポートや各メディアの記事でも「例年以上にキャラと世界観がはっきりしたメンバー」と評されています。
劇場ファンにはおなじみの常連組から、今年一気に名前が広がった初決勝組まで、タイプの違う9組がそろったことで「どのパターンの笑いがハマるか」が大きな見どころになっています。
この記事では、今年2025年のネタ傾向・評価ポイント・武器・注目理由を、コンビごとに分かりやすく整理しました。
決勝9組のポジション早見表
| コンビ | 結成年・決勝歴 | 基本の系統・キャラ位置づけ |
|---|---|---|
| 真空ジェシカ | 2012年結成・決勝5回目 | 理屈や引用を駆使した“思考型シュール漫才”。 |
| 豪快キャプテン | 2019年結成・初決勝 | 王道しゃべくりに独特フレーズを差し込む“新・関西しゃべくり”。 |
| ヨネダ2000 | 2020年結成・決勝2回目 | リズムと動きで見せる“体感型リズム漫才”。 |
| めぞん | 2016年結成・初決勝 | 日常シチュに狂気を足していく“じわじわ狂気漫才”。 |
| ドンデコルテ | 2019年結成・初決勝 | 設定と構成力で見せる“構成派しゃべくり”。 |
| エバース | 2016年結成・決勝2回目 | 突拍子もない提案と正論ツッコミの“会話ドラマ型漫才”。 |
| たくろう | 2016年結成・初決勝 | 言葉をひねり出す過程そのものを見せる“言葉いじり漫才”。 |
| ヤーレンズ | 2011年結成・決勝3回目 | 超高速ボケ&アレンジツッコミの“密度MAXしゃべくり”。 |
| ママタルト | 2016年結成・決勝2回目 | 大鶴肥満の存在感で会場を包む“幸福感ネタ”。 |
コンビごとのネタ傾向&注目ポイントまとめ
真空ジェシカ|5年連続決勝・“発想力が頭ひとつ抜けた”思考派
- 今年のネタ傾向:川北の突拍子もないボケに、ガクがビビりながらもツッコむ構図がさらに先鋭化。「理屈+違和感」を積み上げていくシュールな世界観は、今年も健在です。
- 評価ポイント:漫才ファン・業界ともに「発想力とワードセンスは今年もトップクラス」「5年連続でも世界観がブレていない」と高評価。
- 武器:ロジックと飛躍を行き来するボケ、カルチャーや教養ネタを漫才に落とし込む独自の世界観。
- 注目理由:「いつ優勝してもおかしくない」と言われ続けてきた常連組。令和ロマン世代の“ポスト王者争い”の軸として、優勝候補の一角と見られています。
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豪快キャプテン|王道しゃべくり×変なフレーズの“劇場本命枠”
- 今年のネタ傾向:テンポの良い関西弁のしゃべくりに、山下ギャンブルゴリラの力強いツッコミが乗るスタイル。王道の中に、耳に残るおかしなフレーズがポンポン飛び出します。
- 評価ポイント:劇場ファンや芸人仲間からは「とにかくフレーズのセンスが独特」「ライブでのウケ量が安定している」と話題に。
- 武器:関西劇場仕込みのテンポ感と、変な言葉選び。王道フォーマットに“ちょっと変”を混ぜるバランスが持ち味です。
- 注目理由:関西ではすでに賞レース常連の実力派。初決勝組の中でも「いよいよ全国区で名前が売れる年」として期待されています。
ヨネダ2000|リズムと動きで“意味分からないのに面白い”中毒性
- 今年のネタ傾向:リズム・動き・掛け声を組み合わせた“体感型のネタ”で勝負。準決勝リポートでも「彼女たちらしいリズムネタで観客を釘付け」と紹介されています。
- 評価ポイント:「意味はよく分からないのに、なぜか笑ってしまう」「フレーズと動きが頭から離れない」と、SNSでもバズりやすいタイプとして注目。
- 武器:ビート感のあるネタ構成、誠と愛のキャラ差、シュールとポップのちょうど真ん中くらいの世界観。
- 注目理由:3年ぶりの決勝で、どれだけブラッシュアップされているかに注目。女性コンビ枠としての存在感も大きく、会場の空気を一気に変えるポジションです。
めぞん|日常シチュエーションがだんだん“おかしくなっていく”狂気枠
- 今年のネタ傾向:いかにも普通の日常シーンからスタートし、少しずつ変なこだわりや違和感を足していく構成。“何を見せられているんだろう?”と気づいたころにはハマっているタイプの漫才です。
- 評価ポイント:お笑いファンからは「日常と狂気のバランスが絶妙」「じわじわ笑いが増えていく」と“玄人好み”の評価が多め。
- 武器:シチュエーションの脚本力と、吉野おいなり君・原一刻の温度差による違和感。
- 注目理由:初決勝組の中でも「ハマった時の爆発力と、スベった時のギャップ」が激しいタイプで、その振れ幅自体が見どころになっています。
ドンデコルテ|設定と伏線回収で見せる“構成派しゃべくり”
- 今年のネタ傾向:コント的な設定を用意しつつ、会話のリズムや展開の上手さで笑いを作るタイプ。準決勝レポートでも「構成のうまさでしっかり会場を沸かせた」と紹介されています。
- 評価ポイント:漫才ファンからは「ネタの骨格がしっかりしている」「伏線回収が気持ちいい」という声が多く、“構成力の高い若手”として名前が挙がってきました。
- 武器:会話のリズム、伏線の張り方、設定を崩し過ぎず漫才として成立させるバランス感。
- 注目理由:決勝初進出組の中で“構成派ライン”を担う存在。ヤーレンズやエバースと並んで、「構成で見せる漫才」がどう評価されるかの指標になりそうです。
エバース|昨年4位からのリベンジを狙う“会話ドラマ型”
- 今年のネタ傾向:佐々木の突拍子もない提案に、町田が困りながらも正論で対応する構図がより明確に。日常会話のようなリアルさの中で、会話のズレがじわじわ広がっていきます。
- 評価ポイント:2024年決勝4位からのリベンジイヤーとして、「練り込み度とセリフ精度がさらに上がっている」と業界・メディアからも高評価。
- 武器:ボケの発想の飛躍と、ツッコミの理性的な受け止め方のコントラスト。ふとした会話からネタが始まったように見える“自然さ”も魅力。
- 注目理由:真空ジェシカ・ヤーレンズと並ぶ優勝候補ライン。出番順やネタの選択が、今年の結果を大きく左右しそうです。
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たくろう|“言葉をひねり出す瞬間”そのものを笑いにするコンビ
- 今年のネタ傾向:赤木が困りながらも無理やり言葉をひねり出し、その過程がおかしくて笑いになるスタイル。準決勝では「言葉を探していく時間」自体が拍手笑いに繋がっていたとレポートされています。
- 評価ポイント:「変な例えや、妙にしっくりくる表現がクセになる」「地味に見えるけど、ネタの強度がめちゃくちゃ高い」と、通好みの評価が多数。
- 武器:赤木の独特な言葉感覚と、それに振り回されるきむらバンドのリアクション。絶妙な“間”で起こる拍手笑い。
- 注目理由:劇場ファンに愛されてきたコンビが、ついに地上波決勝の舞台へ。テレビの尺と空気の中で、どこまで“言葉の妙”が伝わるかが見どころです。
ヤーレンズ|“しゃべくり最前線”と呼ばれる密度MAX漫才
- 今年のネタ傾向:楢原の矢継ぎ早なボケに、出井がアレンジの効いたツッコミを重ねていく超高密度スタイル。2025準決勝でも「とにかく情報量が多いのにちゃんと笑える」と話題に。
- 評価ポイント:「しゃべくり漫才の到達点」「とにかくネタの密度が高い」と、昨年から引き続き“技術の高さ”が評価されています。
- 武器:息をつかせないボケラッシュと、ツッコミ側がストーリーを再編集するようなアレンジツッコミ。技術と勢いのバランスが抜群です。
- 注目理由:3年連続決勝の常連であり、「今年こそタイトルを取るのか」が大きな焦点。豪快キャプテン・ドンデコルテとの“しゃべくりライン”の違いも見比べポイントです。
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ママタルト|昨年最下位から“メディア常連”へ。幸福感ネタの進化に注目
- 今年のネタ傾向:大鶴肥満の存在感と、食べ物・日常をテーマにしたネタで会場を明るく包み込むスタイル。準決勝ではトリを務め、会場をしっかり沸かせたと紹介されています。
- 評価ポイント:「とにかく見ていて幸せになる」「大鶴肥満のキャラクターが規格外」と、ネタだけでなくコンビの空気感も含めて愛される存在に。
- 武器:大鶴肥満のビジュアルインパクトと優しいキャラ、檜原の柔らかいツッコミ、全体を包むポジティブな空気感。
- 注目理由:昨年は決勝で10位に終わったものの、その後メディア露出は一気に増加。今年は「売れ筋コンビが、ネタの完成度でどこまで結果を残せるか」が大きな注目ポイントです。
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2025年M-1決勝の“全体的な見どころ”
- 常連 vs 初決勝の構図:真空ジェシカ・ヤーレンズ・エバース・ヨネダ2000・ママタルトといった常連・準常連組に、豪快キャプテン・めぞん・ドンデコルテ・たくろうという初決勝組がぶつかる構図。
- しゃべくり vs 世界観・リズム:ヤーレンズや豪快キャプテン、ドンデコルテの“しゃべくりライン”と、真空ジェシカ・めぞん・ヨネダ2000の“世界観・リズムライン”が、出番順によってどう有利・不利になるか。
- 笑神籤しだいで空気が激変:タイプの違うネタがそろっているぶん、「誰がどの順番で出るか」で会場の空気が大きく変わりそうな年でもあります。
具体的なネタの内容やセリフは、大会ルールや著作権の観点からここでは触れていませんが、「どのコンビがどんな武器を持って決勝に臨むのか」を知っておくと、当日の放送がぐっと面白くなるはずです。
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