Z世代が共感する“ポスト令和型”アーティスト、AKASAKIとは
2025年秋、SNS発の新しい音楽ムーブメントの中心に立つ存在として注目されているのが、シンガーソングライターのAKASAKI(アカサキ)です。TikTokから生まれたセルフプロデュース型のアーティストとして、Z世代のリアルな心情を音と映像で表現。フェス出演やアニメ主題歌への抜擢など、活動の幅を大きく広げています。
プロフィールと活動状況
AKASAKIは福岡出身の19歳(2006年生まれ)のシンガーソングライター。2024年に配信した「Bunny Girl」でSNSから大ヒットを記録し、Spotify国内Top50で1位を獲得しました。高校卒業後の2025年春から本格的な活動を開始し、音楽・映像・アートワークまでを自ら手掛けるインディペンデントなスタイルで注目を集めています。
代表曲と話題曲
- Bunny Girl
TikTokを中心にバズを起こし、Spotify国内Top50で1位、Billboard JAPAN Hot 100で5位を記録。
「かわいく見られたい」「本当の自分を隠したくない」というZ世代の感情をリアルに描いた歌詞が共感を呼びました。 - 弾きこもり
日常の孤独や焦りを率直に綴ったアコースティックナンバー。
YouTubeのリリックビデオが300万再生を突破し、コメント欄には「まるで自分の日記みたい」との声が多数寄せられています。 - 連れてって
劇場アニメ『ALL YOU NEED IS KILL』(2026年1月公開)主題歌として書き下ろされた最新曲。
静かなイントロから一気に展開する構成が印象的です。
SNSとメディアでの反響
AKASAKIはTikTok(@akasaki_0727)を中心に活動し、総再生回数は5,000万回を突破。本人による映像演出や編集がそのまま拡散される“セルフOGC型バズ”を生み出しています。Spotify「Buzz Tracker」にも選出され、YouTubeではリリックビデオが続々と話題に。2025年10月には「TOKYO FM 渋谷音楽祭」に出演し、年末の「COUNTDOWN JAPAN 25/26」出演も決定しています。
セルフプロデュースと世界観
作詞・作曲・編曲に加え、映像・アートワークも自ら手掛けるAKASAKI。透明感と孤独をテーマにしたビジュアル表現が特徴で、手書き文字やアニメーションを組み合わせた“本音の演出”がZ世代に響いています。彼のMVは完成された映像ではなく、“リアルな未完成さ”が逆に共感を呼んでいるのがポイントです。
歌詞に込められたリアル
AKASAKIの歌詞は、10代・20代前半が抱える「現実逃避」「承認欲求」「自己矛盾」をまっすぐに描くのが特徴です。SNSや通学、恋愛など身近なテーマを切り取りながら、どこか大人になりきれない自分へのまなざしを含んでいます。抽象的な比喩を避け、日常語の中に切実さを込めることで、「自分の話みたい」と感じさせるリアリティを持っています。
今後の活動予定
- 10月19日:「TOKYO FM 渋谷音楽祭」出演(LINE CUBE SHIBUYA)
- 12月30日:「COUNTDOWN JAPAN 25/26」出演(幕張メッセ)
- 12月:新曲リリース予定(アニメ主題歌連動)
- 2026年春:初EPリリースに向けて制作中
まとめ|SNS発の“セルフ時代”を象徴する存在
AKASAKIは、SNSで生まれSNSから育つ“ポスト令和型アーティスト”の象徴です。音楽も映像も言葉もすべて自分の手でつくり、リアルな心情をそのまま作品化する姿が、Z世代リスナーの共感を集めています。年末フェスでのパフォーマンスをきっかけに、メジャーシーンでも本格的なブレイクを果たす可能性は高そうです。




