2025年秋放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、主人公・松野トキが祝言を挙げた回が注目を集めています。
お相手を演じるのは俳優・寛一郎(かんいちろう)さん。繊細で誠実な芝居が話題となり、「銀二郎が不憫すぎる」「でも優しさが沁みる」とSNSでも反響が広がっています。
山根銀二郎とは──トキと怪談でつながる青年
寛一郎さん演じる山根銀二郎は、鳥取県因幡出身の没落士族の家系に生まれた青年。
松野家との縁談でトキとお見合いし、初対面ながら“怪談好き”という共通点で意気投合します。
登場は第2週(第10回放送)から本格化し、祝言のシーンでは緊張と温かさが同居する演出が印象的でした。
松野家に婿入り後、銀二郎は自由すぎる家の空気に戸惑いながらも、真面目さと優しさでトキを支えようとします。
その一方で、家に縛られる不安やプレッシャーも描かれ、視聴者の共感を呼んでいます。
SNSでの反響:「不憫」「優しすぎる夫」「怪談夫婦かわいい」
放送直後からSNSには多くの反応が寄せられました。
- 「銀二郎が不憫すぎて泣ける」
- 「トキとの距離感がリアル」
- 「怪談好き夫婦、かわいすぎる!」
また、「オープニングの写真が伏線では?」と今後の展開を予想する声も多く、朝ドラファンの間で“銀二郎考察”が盛り上がりを見せています。
寛一郎という俳優──受け継がれる演技の血統
寛一郎さんは1996年8月16日生まれ、東京都出身。
身長182cm前後で、落ち着いた声と眼差しが印象的な俳優です。
所属はユマニテ(Humanité)。
俳優・佐藤浩市さんの息子であり、祖父は名優・三國連太郎さん。
まさに“演技のDNA”を受け継ぐ三世俳優として知られています。
2017年に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でデビューし、その後『心が叫びたがってるんだ。』『グッド・ドクター』『六畳間のピアノマン』などに出演。
近年は、静かな表現の中に強い情感を宿す演技で高い評価を得ています。
寛一郎さんが語る、銀二郎役への思い
「“家に縛られる”時代背景を丁寧に演じたい。
怪談好きという共通点が2人の心をつなぐのが面白いと思いました。
若い世代にも届く夫婦の物語にしたいです。」
役柄を通して「愛することと支えること」の難しさを描く姿勢が感じられ、SNSでも「静かな情熱を感じる」「親世代とは違う温かさ」といった声が見られます。
今後の見どころ
トキと銀二郎の夫婦生活は始まったばかり。
価値観のすれ違い、家族の重み、そして愛情のかたち──。
二人の関係がどんな変化を迎えるのか、次週以降も注目です。
参考・出典:NHK公式サイト、Yahoo!ニュース、産経新聞「emogram」、リアルサウンド映画部ほか(2025年10月時点)


