ラグビー部いじめと薬物疑惑:広がる絶望

TBSドラマ『イグナイト』第2話は、学校ぐるみでいじめや薬物に関する疑惑の隠蔽が進められ、それに抗えない生徒たちの絶望が校内に満ちている様子が印象的でした。
主人公の宇崎竜馬は、ラグビー部で起きたいじめ事件の真相を暴こうとします。当初、学校側は「いじめはなかった」と否定しますが、途中からいじめの事実を認める発言に転じます。その背景には、部活動内での薬物使用というさらに重大な問題を隠蔽したい意図があったことが浮かび上がってきます。
さらに、被害者が薬の運び屋を強要されていた疑惑も浮上し、問題はより深刻な様相を呈していきます。
しかし、教職員たちは口を閉ざし、証言者たちも真実を語らず、宇崎の前に立ちはだかります。
✅ 社会派ドラマ好きにおすすめ!
【Amazon Prime Video】では、話題の社会派ドラマやサスペンス作品も多数配信中!
→ で今すぐチェック

真実を追う中で生まれた連

宇崎が勢いよく真実を追い求める一方で、教職員たちは隠蔽を図り、証言者たちもなかなか心を開こうとしませんでした。
そんな中、伊野尾が被害者の遺書の存在に気づき、高井戸が薬物の売人から重要な証言を引き出すなど、思いがけない連携プレーが生まれていきます。
それぞれの行動が少しずつ繋がり、事件の全貌が明らかになっていく展開には、大きな見応えがありました。
宇崎の葛藤と迷
宇崎自身も、真実を明らかにすることの難しさ、そして重さに直面します。
誰を信じればいいのか。 誰の言葉を信じ、何を語るべきなのか。
演者たちの緊張感あふれる演技が、登場人物たちの葛藤をリアルに伝えていました。
最終場面:割り切れない選択

終盤、宇崎は示談交渉による決着を受け入れる流れになりますが、心の中には割り切れない思いが残ります。
「俺はついていけない」。
そう言い残し、その場を離れようとする宇崎に対して、轟が不気味な笑みを浮かべながら告げます。
「辞めるのか? ところが、そうはいかないんだよなー。お前はすでに俺の手のひらの中なんだよ。」
このやり取りが、今後の展開への不穏な空気を強く印象付けました。
不完全な正義、それでも進む道
第2話を通して感じたのは、「ただ正義を振りかざすだけでは何も変えられない」という現実でした。
宇崎は完全に納得できないまま、それでも依頼者に寄り添いながら前に進もうとしています。
すべてを暴くことが正義ではない。現実に向き合いながら、どう行動するかを問う、重みのあるエピソードでした。
✅ 社会問題をテーマにしたドラマをもっと観たい方へ! 不器用でも、あきらめず、相手に向き合おうとする宇崎の姿勢に心を打たれました。 次回も、彼がどのような選択をしていくのか、目が離せません!
【ABEMA】なら、無料で観られる社会派ドラマも充実!
→
次回に期待!